では、なぜハイブリッドプラスチック加工「ジャストインメイク®」を行うと、高価なスーパーエンジニアリングプラスチックを低価格で部品加工することが可能なのか?まとめてみましょう。
材料無駄がほとんど出ないため安くなります!
ジャストインメイク®の説明でもお分かりの様に、第一段階の成形加工の時に、最終形状に近い形(ニアネットシェイプ)にまで成形を一気に行う、ということでした。 第二段階の切削加工で、切削によるくずが出ますが、これを最小限に抑えることができます。
スーパーエンプラは、かなり高い材料です。だから切削によるくずの量、端材の量が多いほど、それも製品単価に跳ね返ってくるのです。
無駄を抑えると言うことは、低価格化する大きなポイントです。
(※上の図は、部品一個を製造した場合の例。 実際の金額と異なる場合がありますので、詳しくは弊社営業までご連絡ください。)
ペレット材は、市販板・丸棒材よりも安く購入できるから安くなります!
材料メーカーは、プラスチックのつぶつぶペレットを作り、更にそれを押出成形などを行い、板材・丸棒材・パイプ材などの製品として加工メーカーに販売しています。
すなわち、板材・丸棒材・パイプ材などは、手間のかかった工程を経ている分高い値段となり、つぶつぶのペレットは安いのです!
(どれくらい安いのかは、材料の種類やまた取引条件などによっても変わりますので、これもまた詳述は控えさせてください。)
高価な精密金型を用いないので安くなります!
ハイブリッド加工第一段階の成形で使う金型を工夫しています。 成形するのはラフな形状でよいため、精密な金型をわざわざ作る必要がありません。
精密金型を作れば、(ものにもよりますが)一台数十万から百万は軽く超えるため、これが製品単価に反映されます。
しかし、このハイブリッドプラスチック加工「ジャストインメイク®」は、この金型の費用を見積もりに入れていません。 簡易型は使いまわす(失礼な表現ですが)ことが可能なので、その分を気にする必要がないのです。 これも低価格化の大きなポイントです!